マヤ・ガベイラがナザレでギネス世界記録達成!達成までの道のりに迫る。
女性ビッグウェイブサーファー、マヤ・ガベイラってどんな人?
1987年4月10日、ブラジルのリオデジャネイロにて誕生したマヤ。
14才頃からサーフィンをはじめ、15才の時にオーストラリアへ留学し17才にはハワイへ。
どこもサーファーとしては最高の環境ですね。
ハワイに移り住んでからわずか2年で彼女はワイメアの35フィートの波にチャレンジ。
あっという間にビッグウェイブの魅力に取り憑かれてしまった彼女は
次々と世界のビッグウェイブにチャレンジしていき、何度もビッグウェイブ賞を受賞。
女性として初めてカリフォルニアのゴーストツリーや
タヒチのチョプー、そしてポルトガルの波に乗ったのが彼女です。
ナザレでギネス世界記録達成までの道のり
女性ビッグウェイブサーファーと言うサーフキャリアにおいて、大成功を収めているマヤですが
やはりビッグウェイブはモンスター。
マヤは今まで何度も大きな怪我、海の中での気絶を経験しています。
その中でも最も恐ろしくトラウマになりかけたと話すのがポルトガルのナザレでのワイプアウト。
冬になると信じられないくらいの大きな波が押し寄せてくるナザレ。
ナザレの地形は海底渓谷となっていて、岸に近づくに連れ谷間が狭くなり
沖合から岸に向かうスウェルは狭くなる谷間に合わせてパワーが一点に集中していくため
こんなにも大きくなるのです。
見ているだけでも気を失ってしまいそうですがマヤはここで九死に一生の体験をしました。
ライディングをスタートさせたマヤはデコボコとした硬いフェイスに苦戦しそして波のスピードが早く
すぐにモンスターに飲み込まれた状態に。
その時点で彼女は足首の骨を骨折。
ジェットスキーを運転するパートナーが何度もマヤの救出に向かいますが
次々とくる厚みのある真っ白なスープに襲われなかなか助け出せません。
マヤはもう意識が無い状態になってしまいましたがそこでなんとか救出し、
陸で心臓マッサージ。怖すぎます。その時の映像がこちら。
ここから2年。マヤはこの時の恐怖と自分自身に向き合い続けました。
ここで諦めることなんて絶対にできないし、人生には困難と試練がつきもの。
そう強く言い聞かせナザレの波に再チャレンジしたのです。
復活後に見事ライディングに成功した最初の波がまさかの80フィート。(約25メートル)
最高にナーバスになって何時間も波待ちをしたそう。そして乗った波が80フィート。
本当にタフですね。同じ女性として憧れてしまいます。並大抵の努力では通用しない場所なので
きっと2年のうちにさらに厳しいトレーニングを沢山してきたと思います。
そんな彼女は次なるステップとしてWSLにビッグウェイブの
ギネス世界記録の女性部門新設を求めます。申請が通るまでに時間はかかりましたが
多くの人に訴えかけその思いが通じ女性部門の枠が設立されました。
そして2018年1月18日に彼女が乗ったナザレでの68フィートの波が
ビッグウェイブのギネス世界記録の女性部門に登録。その時の映像がこちら。
まとめ
とってもキュートでセクシーなルックスとは裏腹にかなり強い精神力と行動力を持つマヤ。
トラウマを乗り越え同じ舞台に戻り見事な復活をとげ
ギネス記録まで作ってしまう彼女のタフさには勇気をもらいました。
彼女が道を作ったおかげでこれからどんどん女性ビッグウェイブサーファーが進出し
新たな歴史を作るんだと思うと今後の展開が楽しみで仕方ありません!
私はコシハラの波で十分ですが・・・笑