サーフィンをする為に一番大事と言ってもいい動作パドリング。
海の中の移動は全てパドリングになりますのでパドリングをしなければもちろんボードは進まないし波に乗る事もできないです。
基本中の基本の動作なのです。
パドリングが上手くなってくると一気に余裕が生まれ上達に繋がりますよ!!
女性は特にパドリングが上手な方はそれだけで優雅に見えます。
本記事ではパドリングの基本と美しく見せるちょっとしたコツをご紹介したいと思います。
パドリングって何??
サーフィンにおいてパドリングとはサーフボードに乗って両手を使い漕ぐという基本動作。
アウトに出る時も波を追いかける時もテイクオフの時にもパドリングが必須です。
基本的にはボードの上で腹ばいになってしますがロングボードですと正座の状態で漕ぐニーパドルや体操座りのように座ってパドルするサーファーガールもいます。
パドリングの基本
体の位置
まずはパドリングをする際の体の位置をチェックします。
ボードがどの長さでも海に入った時、ボードのノーズが海面から少し浮く程度に体を持って行きましょう。だいたい海面から15センチくらいかなと思います。
これくらいノーズが浮いていればサーフボードの重心にきちんと体が乗っている証です。
位置が後ろすぎるとノーズが浮きすぎて波の抵抗を受けやすく上手く進まなかったり波の力で余計に体勢が崩れてしまったりするのですぐ疲れてしまいます。
逆に前すぎるとノーズが沈んでしまうのでささってしまってこれまた余計な力を使い疲れてしまいます。
左右のバランスもボードの中心を意識してどちらかに偏らないようにしましょう。
私はそのベストポジションを忘れないようにストリンガーやロゴと自分の目線の感覚を記憶していました。
美しい姿勢
最初の頃、良く言われたのが胸を反るという事と足は必ず軽く閉じるという事。
初心者はついつい緊張だったり安定感を求めて板にべったり体がつき足を開きがちです。
なのでパドル一つでサーフィンを始めたばかりとすぐに気づかれます。
胸を反ってパドルすると最初のうちは腰が痛くなったりするので無理は禁物ですが、
胸を反らずにパドルをすると前が見づらく波の状況が把握できなかったりボードの左右に体重がかかり揺れてしまったり、腕が沈むので腕への抵抗が増えすぐに疲れてしまいます。
そして足が開いていると見た目もかなりかっこ悪いのとボードの外に出ていたらそれだけで抵抗になりスムーズに進みません。
胸を張り目線を前にするという事と足は閉じるという事、どちらも軽く意識してみてください。
ここでの大きなポイントは軽くでいいという事です。
意識しすぎて力が入りすぎてしまうとアウトまで持ちません。笑
漕ぎ方
体勢を保った状態で水泳のクロールのような感覚で手を動かします。
まず前に腕が伸びきる手前くらいの水をキャッチするようなイメージで肩から腕全体を使います。
バチャバチャするのではなくスーーっとかくような感覚。
エントリーは親指側から入れます。そこからレールの横にキャッチした水を流すように持っていきます。
この時肘は曲げてください。そして後ろに手が伸びるその時に初めて勢いをつけその力で前に進めます。
手の平は開きすぎず閉じすぎずで軽く丸めます。
この一連の動作をリズム良くするという事が大事です。
1、2、1、2とテンポよくパドリングする事で加速しやすく楽になってきます。
そして力に頼るのではなく水の流れを利用しましょう。余分は力はいらないのです。
肩に力が入っているなと思った瞬間に一度深呼吸し、リラックスしてみてください。
そんなにも力を入れなくても、むしろ力を入れない方が進むかもという事に気づけると思います。
より早くパドルアウトするには
上級者サーファーを見ているとパドルアウトがかなり早いです。
同じ風にパドリングしているつもりなのに・・・とよく思ったものです。
これはとっても体型は関係なく筋肉があるから早いとかではなく
とっても華奢なサーファーガールもあっという間にパドルアウトできてしまうコツがあるんです。
それはごくごくシンプルな事でした。
「波の方向をみてボードの方向を変える」それだけです。
初心者はついついどんな波でもボードを真っ直ぐにして直進しがちです。
例えばアウトからの波の方向が左に向いているのに板は真っ直ぐ向いていたら左からの抵抗を受け進みにくく余分に力を使いそうしてるうちに
目の前でどんどん波が割れてインサイドまで戻ってしまったりひっくり返ったりします。
目線は常に前でできる限り波の動き方を見るようにしましょう。
その方向に向かってボードのノーズを合わせリズム良くパドリングするとあっという間にアウトに辿りつきます。
パドルアウトが早い人は波の方向を見極めノーズの向きを変えながら進むので、ただただ真っ直ぐ進んでいる人はいないと思います。
スマートにパドルアウトできた時、上達を感じるはずです。
疲れてしまったら(ロングボードの場合)
慣れないうちや、ポイントがかなりアウトだった場合や長時間サーフィンをしている時
やはり途中で腰が痛くなったり疲れてしまったりする事も勿論あります。
まず腕が疲れた時は私は腹ばいの状態でパドルしながら足も動かしたりします。
膝から下を腕の動きに合わせてボードの上でパタパタする感じです。
こうするとさらに勢いが増し、加速するので楽になります。
これは勝手な考えですが女の子なら許される動きなのではないかと思っています。笑
腰が痛くなってきたらボードの上で正座をして腰を折り、両手を同時に使って漕ぐニーパドルもします。
最初のうちはバランスを取るのが難しいですがボードが安定する位置を見つけてできるようになるとかなり腰が楽です。
ポイントブレイクなど波が割れる所以外波が穏やかな時は体操座りのように座り両手で漕ぐ事も覚えると楽ですよ!!
どちらも内腿に重心を意識するとボードが安定する気がします。
まとめ
サーフィンにおいて必要不可欠な動作パドリング。
実際に海に入って大事なのはリズムと波の方向への対応、そして適度な力です。
スムーズはパドリングができる人はまず指先から姿勢まで美しいです。
よって全体の動きも綺麗で何も抵抗を感じません。
波を掴み流すという動作をリラックスした気持ちで行いましょう。
何度も言いますが余計な力は不要なのです。
前を見て胸をはりボードと海と一体になるようなイメージでパドリングをしましょう。