体を守ってくれるしっかりとした素材のウェットスーツ。
しっかりしているので頑丈!と思われがちですが実はデリケートなんです。
ケアを怠ってしまうとあっという間に劣化してしまい固くなって動きずらくなってしまったり
穴があいてしまって海水が侵入してきてしまったりとコンディションが悪くなります。
ウェットスーツは安いものではないのできちんとケアして長持ちさせましょう♩
本記事ではケア方法からおすすめアイテムまでご紹介致します。
素材について
ウェットスーツの素材はネオプレーン(クロロプレンゴム)がメイン。
ネオプレーン内の個々の気泡がお互いに独立して構成されています。
この素材の保温性のおかげで海水から体温を奪われずに長時間海に入っていられるのです。
ネオプレーンは1930年代に開発された最も古い歴史をもつゴムの一つ。
伸縮性や衝撃吸収性、保温性、耐熱性や耐寒性にも優れているゴムで屋外での使用にとても適しています。
決して新しい素材ではないですが近年ではファッション業界でもネオプレーンを使用したアイテムがブームになっていたりしたのでとても身近になっていると思います。
これだけ優秀な素材ですが劣化はしていきますので少しでも寿命が伸びるような取り扱いが大事です。
ケア方法
海から上がったら
まずはすぐに海水を落としましょう。海水には雑菌が多く存在しています。
長時間海に入ったあとはその雑菌は付着していますし、ウェットスーツの中も皮脂よごれなど付着していますのでそこで放置すると雑菌が増殖し独特の匂いが発生して臭いです。
そして一度その匂いがつくとなかなか取れません。
家に帰ったら
帰宅したらまず大きめのバケツに真水、またはぬるま湯を入れウェットスーツをしばらく浸けておきましょう。
必ず真水かぬるま湯です。
耐熱性があるといっても熱いお湯を使ってしまうとゴムに負荷がかかり劣化が早まります。
しばらく浸けていると水の色が茶色くなっている事に驚くでしょう。
ザザッと洗っただけでは取れなかった塩分や皮脂よごれが抜けているんです。
この作業を裏と表両方してください。
この時使用するバケツは間口が広い方が絶対使いやすいので私はこのバケツまたはウェットバッグを使っています↓
海での着替えもこの中でしやすく濡れたままの水着やウェットスーツも問題なく入る容量なのでどちらかあると非常に便利です。
次にウェットシャンプーを使い優しく揉み洗いします。
この時は裏地を重点にしてもいいと思います。
揉み洗いをした後はしっかりと洗剤を落としましょう。
さらにここでソフナーを使い柔軟仕上げします。ソフナーは洗い流さなくてOKです。
いい香りがしてくるのが想像できますよね??
もちろん無香料のタイプも出回っていますよ♩
洗い終わったら
仕上げが終わったらきちんと肩がついているハンガーを使用して内側を表にして干してください。
ぎゅーーと絞ったり脱水機にかけたりはとても痛めてしまうのでNG。
私は昔脱水機にかけてボロボロにしてしまった経験があります。笑
肩のついているハンガーを使う理由としては水を含んだウェットスーツはとても重たいので普通のハンガーでは折れてしまったり変形してしまったりでウェットが型崩れしてしまうからです。
この時最も重要な事は日陰で干すという事!!
陽のあたる場所で干してしまうと劣化はもちろん色落ちや日焼けもしてしまいます。
半日以上使って裏も表もしっかりと乾かしましょう。
意外と生乾きのままになってしまう事もあるのでここは焦らず。
しかし乾いたまま外に放置するのもウェットには良くないので必ず取り込んで折りたたまずに(折りたたんでしまうと変なシワが入ったりしてなかなか取れません)
部屋の中で温度変化が少ない場所、日の当たらない場所で保管してください。
まとめ
以上の事が毎回できたらかなり長い間良いコンディションを保てると思います。
着替える時も爪を立てないようにしたり脱ぎにくいからと変にひっぱたりしないようにしましょう。
万が一穴があいてしまった場合は修理に出してみるかウェット用のボンドを使用して埋めてみてもOK。
繋ぎ目部分は特にダメージが出やすいのでこまめにチェックしてくださいね♩