究極の波乗りとして老若男女楽しまれているサーフスタイルの一つ、ボディーサーフィン。
このスキルを身につける事で新たな視点が生まれ海での時間がより楽しくなります。
以前ご紹介させていただいた女性サーファー、ベリンダ・バグスも世界トップクラスのボディーサーファーとして知られ
息子であるレイソンを妊娠している間も波のエネルギーに身を委ねて海とひとつに慣れた瞬間に不思議とつわりが治っていたと言っています。
目次
究極の波乗りボディーサーフィンとは?波の乗り方やロングライドのコツ。
ボディーサーフィンとは?
ボディーサーフィンとは言葉の通り、ボードを使わずに体を使って波に乗る一番シンプルなサーフスタイルの事を言います。
自分自身がサーフボードになる。そんなイメージです。
体にはサーフボードのような浮力が無いので、スムーズに波をキャッチするには
最大限波の力に頼らなければいけません。
その為、波のパワーゾーンの把握やタイミングなど波を見る目が養われ
ビギナーサーファーのスキルアップにとってもいいと言われています。
そしてボディーサーフィンができるようになれば
サーフィン中にリーシュが切れたりなどボードが離れた時にも波に乗ってボードを追いかける事も可能になるので安心です。
実際にリーシュが無かった時代のサーファー達はボディーサーフィンのスキルが必須でした。
そしてショアブレイクしか無い小波の日などサーフィンするには厳しそうな時やホレホレの波の時でも楽しめてコンディションを選びません。
波との距離が近く常にパワーゾーンにいる事がマストなので海のエネルギーを全身で感じることができ
あるボディサーファーは『空を飛んでいるような気分』とも表現しています。
ボディーサーフィンでの波の乗り方
まず波がブレイクする所まで泳ぎ、波を待ちます。
ショルダーからは乗れないのでパワーゾーンが生まれるピークを探しましょう。
いよいよ波が来た時にクロールをする感覚で手足を動かし波のスピードに合わせます。
海底に足がついている場合は海底を思いきりキック。
頭が足の爪先より低くなるか足の爪先が波のトップより上に行った瞬間滑り出すので
この瞬間に体を伸ばし切ります。サーフボードになりきましょう。
乗っている時は顎をひき、利き腕を波の進行方向に向けて体を海面に出しまっすぐ伸ばします。
アウトでボディーサーフィンは波待ち中の立ち泳ぎなど泳力が必要となってきますので
ビギナーの方や泳力に自信が無い方は足のつく場所で練習を重ねましょう。
水深が深い所で乗らない波が来た時は波の反対側に出る感覚で深く潜ると楽に見送れます。
そしてスウィムフィンやハンドプレーンなどのアイテムを使うとより波に乗りやすくなります。
オススメアイテムについては次回の記事にてご紹介させていただきますね♩♩
ボディーサーフィンでロングライディングする為のコツ
乗る事はできたけどすぐに波に置いてかれてしまう・・・
そんな時はこんな事を意識してみましょう。
・乗り始めたら体の力は抜く。
・乗っている間も足はビーディング、バタ足をし続けて失速しないようにする。
・小さい波の時は頭は下げる
以上の事を意識してロングライドできるようになってくると
両手を気を付けの状態で胸だけでライディングすることができたり
乗りながらくるっと回転できるようになったりなど
色んなテクニックにチャレンジしたくなってきてサーフィンでは味わえない楽しさに出会え
サーフィンができないコンディションの時も海へ足を運びたくなるでしょう。
今すぐボディーサーフィンにチャレンジしてみたくなる動画6選!
Come Hell Or High Waterの予告
Patagoniaのサーフィン・アンバサダー、キース・マロイのデビュー映画プロジェクト。
ボディーサーフィンの美しさとシンプルさに焦点を当てながら多くの人びとの物語を通じてその歴史と進化を探求する映画の予告編。
とっても素敵な映画です。
フィルムが気になる方かこちらからどうぞ↓
美しい女性ボディーサーファー
自由自在に海を泳ぎ波に乗る美しき女性ボディーサーファー。
13人の女性がボディーサーフィンでギネスに挑戦!
一本の波で同時に何人乗れるかというギネス記録に
ボディーサーフィンのエキスパートとされる女性13人がチャレンジ!
果たして結果は??!
力を合わせて一本の波に乗る姿、とっても素敵です。
バリのチャングーにて開催されているDEUS主催のイベント9ft&Single log fest
バリにて毎年6月に開催されるコンペティション『9ft&Single log fest』の中のイベントの一つとしてあるボディーサーフィン部門『Womp Comp』の時の映像。
ベスト・オブ・ボディーサーフィン!
ブラジルからアメリカまで色んなビーチで撮影されたボディーサーフィンの映像まとめ。
デイブ・ラスタビッチの優雅なボディーサーフィン
波と一体化するとはこの事を言うんじゃないかと思える
デイブ・ラスタビッチの優雅なボディーサーフィン。
まるで本物のイルカのようです。
まとめ
遥か昔から楽しまれ体型や年齢など関係無く誰でも海のパワーを全身で感じられるボディーサーフィン。
波のエネルギー、音、海の中で何が起きているか。
サーフボードの上に乗っているだけではわからない事に気付く事ができる
最もミニマルで奥深いサーフスタイルです。
ボードは家に置いて、体一つで海に行くのもいいですね♩
私も今年はボディーサーフィンでスキルアップにチャレンジしたいと思います。